三井E&Sグループ 変革の軌跡
当社は1917年の創業以来、社会課題と向き合い、社会に不可欠な製品を提供し続けてきました。
舶⽤機器産業の景気は造船業界と強く連動しており、概ね25〜35年周期で盛衰を繰り返しながら技術トレンドが移り変わってきました。
当社はその時代の節目節目で、ビジネスの転換を図りながら、常に社会に価値提供し続けてきました。
2023年、当社はさらなる時代の変化に備え、未来を見据え、新体制に生まれ変わります。
現在に至るまでの軌跡をこちらのページではご紹介します。
1917年、造船および修繕工場の必要性を痛感した社会課題解決への熱い想いから三井E&Sグループは始まりました。
日本の近代化への挑戦:旧三井物産造船部として創業し、日本の造船業のリーディングカンパニーとして歩む。
その後旧三井物産より分離独立し、社名を三井造船株式会社に改称。
1924年 日本初となるディーゼルエンジン搭載の赤城山丸を建造
舶用ディーゼルの技術導入:1926年、デンマークのバーマイスター・アンド・ウェイン社(B&W)と舶用ディーゼル機関に関して技術提携。
1928年 ディーゼルエンジン1号機
回転機事業の拡大:ガスタービンの設計から始まり、遠心圧縮機、往復動圧縮機 部門へ進出。その後も技術革新を続け、軸流圧縮機や蒸気タービンなども手掛けます。
1950年 2000馬力開放型 舶用第1号ガスタービン
運搬機業界への進出:1961年、アメリカのパセコ社とコンテナクレーンに関して技術提携契約を締結。コンテナリゼーションの普及とともに国内外に多くの港湾クレーンを納入します。
1967年 日本初の埠頭用 コンテナクレーンが完成
省エネ・環境対応技術の強化:環境対応船・省エネ船需要の高まりに応え、次世代の環境対応・低燃費船や、国際的な排ガス規制に対応した舶用ディーゼルエンジンなど、環境対応製品を開発します。
2010年 環境対応・低燃費型 バルクキャリア「neoシリーズ」
排ガスのグローバル規制の流れを受け、温暖化ガスの排出量が少ない天然ガスの運搬船において高い技術力を保有する会社をグループ会社化。
2015年 ドイツのエンジニアリング会社
TGE Marine Gas Engineering GmbH を子会社化
持株会社体制への移行とともに、 社名を「三井E&Sホールディングス」に変更:グループ経営の深化を加速させるために持株会社体制へ移行。新生・三井E&Sグループとして新たな一歩を踏み出します。
2018年 社名を「三井E&Sホールディングス」 に変更
ディーゼルエンジンの累計生産、1億馬力を達成: 2005年10月(1号機製作から77年4カ月)に累計生産5,000万馬力を達成してから12年8カ月で5,000万馬力を上乗せし、1928年の1号機製作から90年を経て累計生産1億馬力を達成しました。
2018年 1億馬力該当機 三井-MAN B&Wディーゼルエンジン「11S90ME-C10.5」
2023年 社名を「株式会社三井E&S」 に変更