2025年02月12日
世界初アンモニア焚き大型低速二元燃料エンジン及び燃料供給装置商用機の試験運転開始
株式会社三井E&S(本社:東京都中央区、代表取締役社長:高橋 岳之、以下「当社」)は、玉野工場においてアンモニア焚き大型低速エンジン 7S60ME-C10.5-LGIA-HPSCR(連続最大出力(7cyl.機、L1 点):17,430kW(23,700馬力)x 105min-1)のアンモニア燃料試験運転を2025年2月10日に開始致しました。
国際海運の分野では船舶から排出されるGHG(Green House Gas)削減が喫緊の課題となり、CO2排出量をゼロとできる燃料として注目されているアンモニアを用いたエンジンの実用化は、脱炭素社会の実現に向けた大きな一歩となります。
本件は昨年からライセンサーであるMAN Energy Solutions 社(MAN ES)のテストエンジンにおいて行われた単気筒のアンモニア燃料試験運転の成果を基に、大型低速 2 サイクルエンジン商用機として世界初のアンモニア燃料試験運転に着手したものです。
また、エンジン以外のアンモニア周辺機器開発は、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「アンモニア燃料船開発と社会実装の一体型プロジェクト」の支援の下で進めており、今回の試験運転において、当社が独自開発したアンモニア燃料供給装置等の周辺システムの安全性や性能等の実証も併せて行い、上記プロジェクト船に本エンジンと燃料供給装置等を納入予定です。
当社は、社会課題の解決に向けたマテリアリティの一つとして「脱炭素社会の実現」を掲げており、舶用推進システムのリーディングカンパニ―として、アンモニア焚き二元燃料エンジンとその周辺機器を含めたシステムの提供を通じて、海上物流分野における持続的なカーボンニュートラル社会の実現に貢献してまいります。
お問い合わせ先
- 報道関係
- 株式会社三井E&S
経営企画部 内部統制室 広報グループ
- TEL
- 03-3544-3147
このニュースリリース記載の情報(製品情報、サービスの内容、発売日、お問い合わせ先、URL等)は、発表日現在の情報です。予告なしに変更され、検索日と情報が異なる可能性もありますので、あらかじめご了承ください。なお、最新のお問い合わせ先は、お問い合わせ一覧をご覧下さい。